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明野甲州2015初仕込み [甲州について]

明野甲州2015を
初仕込みしました[ぴかぴか(新しい)]
FullSizeRender.jpg

収穫日は、分析も頼りますが、
ブドウの状況を見て、
味見をして判断します…

段々と熟していく
ブドウを見ながら、
味見をしながら、
ここにしかない味があると
思っていました…

味わいだけでなく、
圧搾した果汁は、
無事、糖度20度超え。
IMG_0079.JPG


酸は7.5g/Lと熟成に耐えられる
良質な酸。

pHの値にも安定感がありました。

思わず1年を振り返り、
言葉になりませんでした…

すると、栽培スタッフから
求められたハイタッチ…

急いで醸造スタッフの一人に
電話をすると、涙声…

チームワーク、
そして一緒に心から喜んでくれる、
泣いてくれる仲間に
ただただ感謝です。


お客様から頂いた
手作りのケーキで
深夜作業も頑張りますね[ぴかぴか(新しい)]
IMG_0077.JPG

「明野甲州2014」登場です [甲州について]

「キュヴェ三澤 明野甲州2014」が
発売となりました[ぴかぴか(新しい)]
明野甲州2014.jpg

北杜市明野町自社農園で
垣根栽培で育てた甲州です。

できあがったとき、
全ての甲州が霞んでしまう程…

このワインを造り続ける限り、
ほんものを造っているという
迷いなき信念が
私を強くしてくれるワインです。

2014年も、魂を尽くして
造りました。

ワイナリーのショップでも
販売させて頂いております。

是非お試しくださいね[ぴかぴか(新しい)]

どうか、多くの方に
届きますように。

気まぐれ甲州 [甲州について]

今年も、緊張と興奮の中に
「明野甲州」の収穫と
醸造はやって来て、
集中する中、
仕込みは終わっていきました・・・

「明野甲州」は、
北杜市明野町にある
自社農園で
垣根栽培で育てている
甲州です。

今年も、こんな
面白い系統が出たり・・・
甲州仕込み.JPG

わくわくするような発見も
ありましたが、

潮上農場長の言葉を借りると
「気まぐれ甲州」

そんな甲州の一面を
これでもかというくらい
見せつけられた気がします[ダッシュ(走り出すさま)]

通常、バラ房のため
病気になりにくいとされる
甲州ですが、

灰カビ病は少なくても、
ベト病や、晩腐はあります・・・

今回、病気以上に
悩まされたのが、
このような涼しい気候の中で、
「甲州をどの段階で熟したと
判断し、どのタイミングで
収穫するか?」
という問題でした。

他のヨーロッパ品種に比べ、
甲州は、糖度が上がりにくく、
18度では大変良いほうなんです・・・

しかし、ここ三澤農場では、
甲州の糖度20度が、
当然のこととされています。

まだ熟期が達していない
甲州は、
草の様な青っぽさが感じられ、
渋みが強く、
味わいも深くありません。

ところが、少し置いていくと
酸が立ってきて、
過熟気味のような印象になります。
系統によっては、果梗萎縮も・・・

2013年は、暑い年だったので、
ぐんぐん糖度も伸び、
甲州の可能性を
傍で感じることができましたが、

今年の様な、ブドウが熟しにくい年には
逆に去年見えなかった姿が
見えていきます。

今ここで摘まなくては、
というような
熟期が極端に短い
繊細な品種なのか・・・

栄養生長と生殖生長の
バランスも取りにくく、
樹勢のコントロールも難しい甲州・・・

剪定にしても、
長梢につく房と
短梢につく房、形が違う・・・

変異しやすいのか、
枝によって姿が違う・・・

ワインにすると、
これほどまでに
ピュアで素直なのに、
まだまだ分からないことだらけ(笑)

それでも、
甲州の姿を見られるのは
また来年だと思うと、
もう寂しかったり。
甲州2014.JPG


ただ、栽培の作業でも
適正なことをすると、
素晴らしい深い味わいの
ワイン用ブドウに
なってくれますし、

たとえば醸造で
補糖に頼らなかったり、
搾り過ぎなかったりすると、
はっとさせられるような
品を見せてくれる品種であることは
間違いないと思います。

気まぐれ甲州との
試行錯誤はこれから何年も
何十年も続くのでしょうが、

まだ畑には
カベルネソービニヨンが
残っているので、
こちらも頑張らなくては[ぴかぴか(新しい)]


明野甲州で
力を使い果たすところでしたが、

21歳の新米醸造家、
吉沢くんが
「元気になるクッキー」なるものを
焼いてきてくれました・・・[ぴかぴか(新しい)]
吉沢クッキー.JPG

「彩奈さん、絶対に
食べてくださいね!」
かわい過ぎます・・・

手作りお菓子をもらって
嬉しい男性の気持ちが
ちょっと分かりました(笑)

タンク到着! [甲州について]

改造に出していたタンクが
今日戻ってきましたー[晴れ]

全部は金額的に難しかったので、
二本だけだったのですが、
白ワイン用のタンクを
冷却できるように
改造してもらったのです[ぴかぴか(新しい)]
VSP甲州タンク.JPG


決して自慢できることでは
ないのですが、今までは、
畑に投資することが多かったので、

白の果汁を
温度コントロールのできるタンクが無く、
発酵が旺盛になってきて、
温度が上がりそうになると、
こんな風に
なんとか知恵を尽くして
冷やしていました[あせあせ(飛び散る汗)]
タンク冷やし中.JPG


基本的なところを
見直すことができました[ぴかぴか(新しい)]

さらなる明野甲州の
酒質向上を目指して・・・[ぴかぴか(新しい)]

甲州、キレイ・・・
早い系統は糖度18度を
超え始めました[exclamation]
甲州.JPG


それで、醸造期は
毎年怪我とか、してしまうのですが、
今年はまず足を火傷・・・
機材を湯殺菌しようとして
やってしまいました・・・
火傷.JPG

事故のないよう、
楽しく醸造期が乗り越えられるよう
頑張ろう[exclamation]

世界の甲州を飲む! [甲州について]

「世界の甲州2013を味わう会」[ぴかぴか(新しい)]

今年も参加させて頂きました[ぴかぴか(新しい)]

フランスのニームで
ステファンブレ氏が
手がける甲州、

ドイツのラインガウで
ショーンレーバー氏
が造る甲州、

そして明野甲州。

2013年もそれぞれの
特徴があります。

これまでもラインガウ甲州には
勉強させて頂いていましたが、
2013年は、今までで一番良いと
感じました[exclamation]

チリにも甲州の苗木が渡るのだそうで・・・

どの国で造っても、
「ああ、甲州だな」と感じる共通点があります。

来年もこの土俵にいたい、
日本の甲州の醸造家として
恥じないワインを造っていたいと思います[ぴかぴか(新しい)]
koushuu.jpg


メルシャンの生駒さんも
お越しになっていたので、
椀子のソービニヨンブランも・・・
椀子では甲州は植えないのかな?

諦めない気持ち [甲州について]

「キュヴェ三澤 明野甲州 2013」が、
ワイン専門誌「デカンタ」が主催する
イギリス最大のワインコンクール
''Decanter World Wine Awards''にて
日本勢としては初のゴールドメダル、
そして、アジア地域の最高賞である
リージョナルトロフィーを受賞いたしました[ぴかぴか(新しい)]
DWWA Grace圧縮.jpg

「キュヴェ三澤 明野甲州2013」は、
山梨県北杜市明野町自社農園で
垣根栽培により育てた甲州です。

父が最初に甲州の垣根栽培に挑戦してから
20年以上の歳月を経て、
このような結果に結びついたこと、

私はこのワインの醸造に関わり、
何度も何度も心が折れそうになりながら
諦めないことの大切さを学びました。

今までの甲州の概念を覆した
甲州だと思っています。

無補糖、無補酸はもちろん、
シュールリーもかけませんでした。

醸造では、8回に分けて、
系統別に甲州を収穫することで、
熟しにくいと言われる甲州の
熟期を狙って
小仕込みいたしました。

窒素置換に対応したプレスを
使うことで、酸化しやすい甲州の
第一アロマを守り、
できるだけ柔らかい圧力で
搾ります。

果汁が良いことが大切と
思っています。

毎年、毎年、南半球での
ヴィンテージを重ね、
試行錯誤を続けてきました。

アルコール11.4%の甲州が、
世界中のワインと競合していることを考えるだけで
心が震えます。

このワインを造ることができて
今はほっとしています。

image.jpg

image.jpg

image.jpg

image.jpg

image.jpg


ネットでも取り上げて頂きました。
ありがとうございます。

時事通信社
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014063000166

http://jp.wsj.com/news/articles/JJ11542396798006494311217331543000429016522?tesla=y&tesla=y&mg=reno64-wsj

毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20140626k0000m040082000c.html

朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG6T5W3HG6TUZOB00Y.html

垣根甲州の論文と小さな自分 [甲州について]

去年から取り組んでいた論文
「垣根仕立栽培による甲州ブドウおよびワインの品質特性」が
ASEV日本ブドウ・ワイン学会の
研究ノートとして受理されました[exclamation]
ASEV圧.jpg


ここに来ることができたのも、
的確な指示をくれた、優秀な農学博士でもある仲野工場長、
育種が専門で、アイデアを後押ししてくれた雨宮工場長、
365日畑にいながらもデータをまとめてくれた潮上農場長、
そんなグレイス三銃士の力があったから・・・[ぴかぴか(新しい)]

そして、何より、これまでも研究者として
数々の論文を手掛けられた
島津農学博士のたゆまないサポートがありました[ぴかぴか(新しい)]

私が未熟だったことで、
何度も論文を突き返されながらも、
研究ノートとして受理された時、
島津さんが、笑ってこう言ってくれました。

「今まで、たくさんの論文を書いてきましたが、
一番印象に残る論文となりました。」

データが少なく、悩みましたが、
やはり私は研究者ではなく、醸造家なので、
一般には非効率と言われる
垣根仕立の甲州の実用化を
目標にしました。

ワインの姿が見える論文として
少し形にできたとこにほっとすると同時に、
島津さんの研究者としての長い人生に触れ、
涙がこみあげてきました。

1992年に父が試験栽培をした
垣根仕立の甲州は実がつかず、

2005年に再挑戦、2007年には結実するも、
棚の甲州との味らかな味わいの差を
感じたのが、やっと2009年。

しかし、ワインにした時に
棚の甲州との味わいの差をいうものが
思っていた以上に感じられず、
長い日々でした・・・

そして2012年。
「明野甲州2012」ができた時、
少し、光が見えました・・・

近年脚光を浴び続ける甲州[ぴかぴか(新しい)]

一過性に終わらせないためにも、
グレイスワインはこれからも
本質を追求していきたいと思っています。

ぶどう農家の皆様との交流会に参加してきました! [甲州について]

勝沼ワイナリー協会主催の
ぶどう農家の皆様との交流会に
参加して来ました[exclamation×2]

前半部は、
大月の長谷部酒店の店主、
長谷部賢さんによるセミナー[ぴかぴか(新しい)]

テーマは
「栽培地から読み解く甲州種の地域特性」[exclamation]

賢さんは、
昨年全国ワインアドバイザー選手権で
優勝した
山梨のワインの伝道者でもあります[ぴかぴか(新しい)]
image.jpg


甲州が段々と、
勝沼から、山梨全体で、
国内全体で、
または海外で造られるようになり、
尺度がどんどん広がる中で、

農家とワイン産業と密接に繋がった
勝沼の現実を再発見するような
セミナーでした[ペン]

後半部は、
農家の方々の懇親会[レストラン]

ワイン自体に興味がある農家さんが多いのは
嬉しいです・・・

「今は甲州がブームだけれど、
これから先も買い支えてもらえるのだろうか」という
農家さんの不安を実際に感じ、

やはり、この町の、
みんなで幸せになりたいという
想いを強くしました。


賢さんのセミナーでは、
ドイツで造られている
「ラインガウ甲州」の試飲も
あったのですが、
小売価格6300円の甲州です。

ある農家の方から、
「(一本6300円のワインを作るための)
1kg630円の葡萄を作るためには
何が足りないんでしょう」と
聞かれました[exclamation]

甲州で一本6300円という価格で
マーケットを動かせるかは別にして、

何か、嬉しかったです・・・[ぴかぴか(新しい)]

まだまだスタートラインの
交流会ですが、

もっともっと、この町の
ワイン産業には夢があるはず[exclamation]

良い葡萄で良いワインを造り、
街の人たちが元気になる、

勝沼で生まれ育った私にとっても
現実はここにあります。

派手な仕掛けなどいらない、
もっと生活に根差した部分で
持続的に努力していく大切さを
最近は実感することが多くなりました[ダッシュ(走り出すさま)]


驚きの甲州が生まれました [甲州について]

例えばシャルドネの、
B95や、メンドーサといったような
同定されたクローンが、
まだ甲州にはありません[あせあせ(飛び散る汗)]

明野町にある自社農園では、
苗木屋から購入した穂木以外にも、
特定の農家さんから譲っていただいた
剪定枝を穂木として、
様々な系統の甲州を植えています[晴れ]
ドイツ系統圧縮.JPG

深沢圧縮.JPG

棚仕立(茅ヶ岳山麓)の甲州(左)と、
垣根仕立の甲州(右)の違い・・・

どちらも高い品質の甲州ですが、
身なりはまるで別品種のようです[exclamation×2]
棚vs垣根.JPG

この樹の中から、
さらに優良選抜するべく、
糖度の上がり易いもの、
樹勢の弱いもの、
味わいが良い房をつける樹を
マーキングし、
それらを増やしていくことが
今後の課題です[ダッシュ(走り出すさま)]

今年は熟期を合わせるため、
系統別に細かくロットを分けて
収穫しています[ぴかぴか(新しい)]

これまでに
3ロットを収穫し、
残りは6ロットほど・・・

これからは、いかに適期に
収穫できるか
お天気との戦いです[exclamation]

先週収穫した垣根甲州[ぴかぴか(新しい)]
垣根甲州収穫.JPG

なんとこの中には
こんなスーパー甲州も[exclamation×2]
小房甲州.JPG

棚仕立の甲州と比べると、
その差は歴然としています[ペン]
棚VS垣根2.JPG

そして、糖度はなんと25度・・・
糖度25.JPG

これだけの垣根仕立の甲州が
植えられている畑は、
世界中に、三澤農場だけですので、
おそらくその中で変異したのでしょうか・・・

昔、父が甲州の垣根仕立に挑戦するものの、
樹勢が強い甲州に、
徒長を促す垣根仕立が合わなかったのか、
花が咲かず、実をつけなかったり、

穂木から育てるのではなく、
実生栽培として、何百粒と
甲州の種を植えるものの、

なかなか面白いと思われる
特徴を持つ甲州は生まれず、

道のりの長さを感じていました[たらーっ(汗)]

垣根仕立の甲州を見ていると、
不可能なことなんて
無いんじゃないか・・・

そんな励ましと、

毎日、毎年、新鮮な驚きを
いただいていますが、

これは、先代の根気と、
栽培醸造スタッフみんなの協力
のもとに生まれた財産のようなもの[ぴかぴか(新しい)]

写真を見て、
「これは甲州らしくない」と
感じる方もいらっしゃるかもしれません。

それでも、
1000年前に甲州が
日本に伝播した頃の
先祖帰りの姿でも

甲州の新しい系統であっても、
ワイン醸造に適した甲州の姿を
追い求めていきたいと思っています[NEW]

まだまだスタートライン。
大切に育てていきたいです[ぴかぴか(新しい)]

自社農園産甲州VSPを仕込みました! [甲州について]

今日は、北杜市明野町
自社農園の甲州、
最初のロットを仕込みました[exclamation]
垣根仕立甲州.jpg

ここでは、3haの甲州を
全て垣根仕立にしています[晴れ]
垣根甲州圧縮.jpg

房は小ぶり・・・
甲州房.jpg

顆粒は小さめ・・・
甲州顆粒.jpg

今まで、糖度の上がりにくい
甲州は、20度を超えることは不可能だと
言われていました。

甲州には、まだ同定された
クローンが無いため、
三澤農場では、細かく系統を分け、
熟したものから収穫していきます[ダッシュ(走り出すさま)]

今日のロットも、
20度をちゃんと超えてきています[わーい(嬉しい顔)]

房が凝縮していることも大切、

糖度も大切、

そして圧搾された果汁の味わいが
良いことが一番大切です[ぴかぴか(新しい)]
甲州プレスジュース.jpg

今年の垣根甲州も、
進化させるべく、
10ロット程に分けて、
小仕込をしていく予定です[exclamation]
タンク甲州.jpg

ひと房には私の1年が、

このタンクには、
私の6年が詰まっています・・・

一年間、色々なことがありましたが、
全ては、この一瞬のために
やってきたのだと思えます[ぴかぴか(新しい)]




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