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手摘み派?機械派? [海外のワイン]

葡萄を収穫するのに、手摘みか機械摘みかは、よく議論されるところです[ダッシュ(走り出すさま)] ミサワワイナリーでは、全ての葡萄を手摘みしていますが、これは、畑の段階で、全ての病果を取り除くためです[あせあせ(飛び散る汗)] グレイスのスタイルとしては、手摘みのほうが合っていると思いますし、この細かい一つ一つの作業が、グレイスの持ち味である滋味に通じていると思うので、これからも手摘みでワインを造っていきたいと思っています。

しかし、機械摘みに批判的なわけではありません。機械摘みによって、例えば、温度の下がる夜間収穫を行っていることころもあります[かわいい] 機械摘みの一番の利点は、少ない労働力でコストを抑えられることです。そうしてコストパフォーマンスの良いワインを造り、消費者を喜ばせることができれば、それはワインメーカーとして、やりがいのあることではないでしょうか[ぴかぴか(新しい)]

ボジョレーのモルゴンにワイナリーを持っている友人がいます。彼女が以前「収穫日に約していた働き手たちにドタキャンされ、予定していた収穫ができなかった」と嘆いていたことがあります[あせあせ(飛び散る汗)] 日本では考えられないことですが、フランスでは収穫に、北アフリカやアジア人などの移民を季節労働者として雇うことがあり、一人も来ないということも珍しくありません[バッド(下向き矢印)] モルゴンの仕立ては、ゴブレという、機械摘みができない仕立て方になっています[ダッシュ(走り出すさま)] もし、機械摘みが許されていれば、彼女は、より明確な収穫スケジュールを立てられたと思います。

また、チリのエラスリスでも、より機械摘みを研究することにより、手摘みと変わらない状態で葡萄を収穫できる技術があります[ぴかぴか(新しい)] エラスリスでは、白品種のみ機械摘みを行っています。

カテナでは、手摘み、機械摘みの両方を行っていますが、手摘みのほうが、労働力を抑えられることができるそうです[ー(長音記号2)]
ワーカーは、時間帯ではなく、収穫箱の数(kg)で賃金が支払われます。一つの収穫箱は25kgになっていますが、一つにつき支払われるのは、2-3ペソ(約50円)です。一人のワーカーが収穫するのは、葡萄の状態にもよりますが、一日に大体100箱です。これは、かなり早いスピードです[exclamation×2] 一日ワーカーが働いてもらえるお給料は、大体5000円ということになります。ただ、今、収穫は人気のある仕事ではなく、募集しても足りないため、機械摘みにも頼るそうです。

チリやアルゼンチンのワイン造りは、日本とはかなり違いますが、それらを学び、日本のワインの未来についても考えることも多いです[あせあせ(飛び散る汗)] 日本ワインは高いといわれますが、コストパフォーマンスの良さだけが、日本ワインの生き残っていける道だとは思いません。もちろん、競争力は大切ですが、コストパフォーマンスの良さには、必ずワーカーたちの厳しい生活という現実があります。グレイスの場合は家業なので、良いワインを造り、家族や、社員の生活を守っていきたいと思っています。

私は、それぞれの産地の味わいを、そのままワインにしたいと思っています。ただ矛盾するようですが、「こういうワインを造りたい」というイメージはあります。技術の革新は、人を助けるものです。環境や、時代の流れとうまくつきあいながら、的確な判断ができる造り手になりたいなあと感じる今日この頃です。


カテナのレセプション[晴れ]
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除梗中・・・
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